道マラ2010
おはようございます。
何とか普通の世界に戻って来たっぽいふみです。
もう・・・思い出せと言われてもかなり怪しいのですが、
時間が経過しないうちに書いとこうかと思います。
とりあえず。
2010北海道マラソン
辛くも完走しました。
応援してくれた家族、仲間、友達、
沿道の皆さん、ボランティアの方々
その他いろんな方のお陰で完走できたことを
心から感謝いたします。
あんまり緊張してなかったけど、
数日前から徐々に緊張してきて、
土曜日の朝に時間貰って
ゼッケン引き換えに行ったときには
かなりテンションMAXになりました。
こんな沢山の人が北海道マラソン出るんだぁぁ
スゴイ!
そしてその日の夜、私は24時間テレビの仕事で
ちょいヒール靴で5時間弱バタバタと
9時半まで走り回っておりました。
予想以上に足に疲れが・・・
お風呂でマッサージして
メディキュットを履いて足を高くしてその日は就寝。。。
何だかんだで1時くらいでした。
翌朝。
7時過ぎに起床。
実は足の疲れが残ってました。
野菜ジュースとバナナと鮭とベーコンエッグ
ごはん2杯をもりもり食べてゆっくり目に仕度をして、
10時半頃に中島公園に到着
カナリヤさんに補給食をいっぱい食べてもらいw
私も大福1コと塩バニラチョコ1個
アミノバイタル顆粒を飲んでスタンバイ
みんなと記念撮影をしたりして
何だかんだでもう整列時間。
荷物を預けてトイレに並び、
Gブロックに入りました。
因みに
招待選手が最前列で、
その後、陸連登録者がAとBに居て、
C以降が一般ブロック。
Hまであるので、ふみは後ろから2番目のブロックより
スタートとなりました。
招待選手の紹介と
スターターのはるみ知事の挨拶が始まり
拍手で盛り上がる!
号砲は弱々しいのがちょっと聞こえたくらい。
ぜんぜん列が進まない。
1分してようやく歩き始めた?感じで
スタートラインまでのロスは約3分半。
はるみちゃんに手を振り
ハイテンションでスタート!!
この始まる瞬間だけで感極まっていたふみ。
しかし、ここで感動しておいて良かったよ。
と後で実感することとなる・・・
やや走ってるとたかのぶさんの応援。
笑顔でいってきまーす
5キロ地点までは普通。
周りは同じGブロックの方々ばかり。
沿道の野球少年とハイタッチする位
余裕あり。
ブラスバンドがAKBってのが時代だなぁw
太鼓も元気でる。イイネ!
給水所の紙コップで転ばないように!
とあひるさんに言われた意味がようやく理解できた。
だってもの凄いコップの数。
蹴飛ばしたり、踏んだり、
足引っ掛けて転倒してもおかしくない。
ふみみたく後ろのブロック出発だと尚更。
おそらく5000人以上の使用済みコップが
散乱しているのだから。
朝ごはん、やっぱりちょっと食べ過ぎたみたいで、
ややおなかが気になる。
7.5キロの南7条大橋手前で
テレビカメラを持った兄ちゃんが
併走している人物を発見!
周りの皆さんが
「良純さんだ!ヨシズミさんだ!」
と騒いでいるので石原良純さんが
目の前で走っていることに気付く。
去年の夕張マラソン以来の生良純。
何かご縁があるのかもしれない・・・
話しかけているランナーさんもいたので
ふみもここぞとばかりに話しかけましたw
「去年の夕張でもご一緒させていただきました!
今日もゴールで会いましょう!!」
良純さん、この時点で結構キツそうだった。
大丈夫かなぁ・・・
(後日談:ふみより先にゴールした模様です)
創成トンネルに入る。
なんだか息が苦しい。
酸素薄いんじゃない?!?!
創生トンネルを抜けて一気に風が入り
呼吸がラクになる。
でも、体は結構ヤバイ感じ。
まだ10キロなのに
足の状態は20キロ過ぎの全体的な疲労感。
完璧に昨日の足の疲れが抜けてない影響です。
それまではキロ6ちょいで走れてたのに
ペースが既に下がってきていました。
普段、走っていて10キロでこんな状態に
なることなんて無かったので結構青ざめました。
10キロでリタイヤしたいかも(泣)
と思いつつ
ちょっと足が痛くなるのが早まっただけじゃん!
まずは行ける所まで行ってやろう
と気を取り直す。
思えばこの時点で
半ば心が折れてましたね。
本当は洞爺湖越え
できれば4時間20分以内で完走
という目標は
単なる「完走」
という目標に切り替わっていました。
24条手前でのぶさん。
実は結構キツかったけど、
のぶさんの笑顔に元気をもらう。
24条駅でかなちゃん
かなちゃんの大きな声援に力が沸いてくる。
24条過ぎてマック手前で
たっくん夫妻の大声援
嬉しい(泣)
一瞬新川通りに入った地点で、
沿道のおばちゃんから
「新川の風は涼しいよー!」
という声援を頂く。
確かにやや涼しい☆
絶対新川通往復しちゃるもん!!!
新琴似通2条通に入るとうちの支店が見えてくる
筈なのに遠い・・・
店の前が給水所になってるんだけど、
中のスタッフお仕事頑張ってねー
という気持ちで通過。
その35キロ地点の給水スタッフの
皆さんが大声援を送ってくれる。
「帰ってくるの待ってますから頑張ってください!!!!」
無事、帰って来たいですーーーー(泣)
左折してビッグハウスを過ぎ、新川通を目指す。
足の痛さは10キロ付近からずっと同じ。
新川通に入ったとたん
沿道からものすごい声援!!
嬉しいーー!!!!!
往復約12キロ
行って参ります・・・・!
しかし、足の痛みは変わらないか増す一方。
暑さについてはあんまり感じなかった。
兎に角、足が 痛い。
もうキロ7分以上掛かってくるようになってました。
給水所では必ず給水。
基本、水とスポドリ2個両方貰う作戦で。
スポンジは1個だけもらったけど、
水を膝、ふくらはぎ、首に
バシャバシャ掛ける方がてっとり早い。
靴に水が入ってヘンな音立ててるけど
気にしない。隣のおじさんもそんな音してるし
落ちているスポンジを踏んで更に
靴が水浸しになるけど
もう構ってられない。
親切なランナーのおばさんが
「グローブの中に入れるといいよ」
って走りながら氷をくれました。
氷握っていると涼しくてちょっとラク・・・
氷が小さくなったらグローブに入れる
という作戦を編み出して、
これ以降はずっと給水所では必ず氷をもらい、
氷と共に走ることになりました。
(おばさんから貰った氷は途中で落としちゃって
あーっ!と声をあげてしまったケド・・・)
新川通では
トシさんを発見したので、
声を掛けました。
しかし・・・
それ以降は反対車線の
皆さんを見る余裕が無くなり、
声掛けしてくれた仲間に
反応するのが精一杯。
「ふみさんっ!」
サングラスを取って声掛けしてくれたのは
わんわん師匠。
やっぱ早いねぇ!
「あ!ふみさん」
カナリヤさん元気ハツラツです
「ふみさーーん!」
電池さんも笑顔
22キロ過ぎ位で
「ようやく追いついた」
の声
同じブロックスタートだったけど
見つけられなかったyuuさんでした。
もう足がずっと痛くて(泣)
と弱音を吐きまくるふみ
このペースでギリギリだもんね
と言われ、
キロ8分弱とかで走っていて
前半の貯金を使い果たしかけている
という現実に焦燥感。
先行ってて下さーい
とyuuさんを見送る。
ここでアミノバイタル顆粒を投入。
少しは最後のスタミナになってくれ・・・!
たかのぶんずハウスが近くなってきた。
あともう少しで折り返しだ!
折り返し地点のコーンにタッチして
帰路に入る。
練習ではいいだけランドマークを
気にしながら走ってたのに、
全く余裕なし子でひたすら目の前の道を
走ることに専念する状態でした。
28.2キロの打ち切りポイントで
「あと3分!」
のアナウンスが聞こえる
まじか?!?!
わかってはいたけど、
まさか打ち切りポイントと戦うような
レースになるとは正直思ってなかった。
ちょっとペースを上げて、
この先はキロ6分台に戻す。
ソイジョイと塩飴の給食があったっぽいけど、
全く無視して水だけ補給。
そもそもこんなギリギリ時間で
給食の余りなんて残ってたのか謎。
たかのぶさんが新川通にも来てくれた!
辛いけどゆがんだ顔で人差し指を上げる。
声援の何て有難いことか。
「折れない心」さんの応援幕が見える。
既に折れてますから!!!!
追分通りのトンネル手前で
「ふみさんガンバレ!」
の声。
座っているランナーからの声だと思う。
しかもさなさんの声だったような気がする
まさか・・・?!
と思いつつ反応を返したか返せないか
ギリギリの所でトンネルを抜けた。
試走で助かったサンクスが見えてきた!
コーチャンフォーを越えたら
残り10キロちょいだ!
でも
もうこの時点で1キロ1キロを
走っていくことだけで本当に精一杯。
のぶさんがここまで来てくれた!
「ふみさんゼリーいる?」
「大丈夫!ありがとう」
少しは笑顔で返せただろうか。
心遣いがありがたくて泣けてくる。
新琴似の直線35キロ関門は
ペースあげたせいで4分前で何とか通過。
本当に関門と時間との戦いになってました。
エイドの皆さん。
何とか帰ってきたよ!
この先行けるかどうかわからないけど、
行けるとこまで行ってみるよ!
エアロさんが笑顔で声援をくれた
顔ははっきり見えた。
声は出せたか出せなかったか。
応援ランのウェア姿がまぶしい。
足の痛みと時間とペースと焦り
打ち切りポイントに引っかからないこと
だけが今の目標。
辛い。つらい。ツライ。
でもまだ希望があるということは
ツイてるツイてるツイてる!
と唱えてみる。
思えばもう10キロ過ぎから歩いている人を
多く見かけていた。
新川通に入った辺りからは
歩いている人が格段に増えてきて、
それがあたかも普通のことのように思えてきた。
歩いている人に惑わされないよう
走るしかない!
と意識する程に。
関門ギリギリのこの状態で
歩いたらそこで終わり。
リタイヤすればラクになるけど、
絶対後悔する。
だって今まで散々走って、試走してきた
意味は何だったの?
この大会のためでしょ??
釧路の大会も、一人やった長距離練習も
この日に照準合わせてやってきたのに。
ここでリタイヤしたら
応援してくれてるみんなに申し訳ないじゃない!
完走できませんでした
って報告をするのだけは絶対に避けたい。
できるところまで
出せる力で
とにかく走る。
帰りの24条のマック付近。
またたっくん夫妻が大声援を送ってくれる
返す余裕は無いけどしっかり見てパワーはもらいました。
もうすぐ北大だよ!
行ける行ける!!
という声援を貰い、
ほんの少しだけペースアップ
何故か左の肩辺りから
ゾクゾクと寒気がしてきた。
またしばらくすると寒気。
どんだけ体酷使してんだろう。
寒気の正体はわからないけど、
ちょとヤバイ状態では?と流石に思った。
けど走るしかない。
おなかも空いてきたけど、
そんなことに構っている余裕は無い。
40キロ関門の北大では残り3分を切ってました。
いつも練習していた北大構内。
こんなに走るのが辛く長いなんて
思ったこと無かったのに。
blueさんC子さんが応援して
くれていたみたいだけど、
居たのかな?
それすらもわからない状態で
とにかく足を進めることだけに
必死でした。
フォームを意識すれば楽に走れるかと思ったけど、
腰やお腹に力が入らない。
腕を振ってもペースは上がらない。
上半身を動かさずに走ろうとしても苦しい。
もう我流の今ラクなフォームで走るのが
最良な気がして、
胸を拡げて呼吸をラクにすることだけ
意識しながら走り続けました。
北大の最後の方では
ものすごい、本当にビックリするような大声援。
嬉しいけど、応える余裕も無く、
何か遠くで聞こえている感覚すらある。
北大を抜けて赤レンガが見えてくる。
普通ならあと1キロちょいなら
植物園1周レベル
全速力でかけっこできそうな距離なのに、
今はその1キロを越えるのも辛い。
確かまだ打ち切りポイントがあった筈。
周りのランナーさんも
関門越えだけに意識を集中させているだろう。
真剣さが周囲の緊張を高まらせる。
苦しいけど、ここまで来て
関門打ち切りだけは避けたい。
謎の寒気も足の痛みも激しいけど、
あと少しで終われるんだ。
残り2分で何とか関門を越えた。
もうこれで完走はできるのか????
時計を見ると5時間ギリギリペース
5時間以内に走りたい。
ゴールしたい。
大通に入ると遠くにゴールゲートが見える。
いつもならペースを上げるけど、
そんな余裕は無い。
ただ、足を進める。
ゲートが近づいてくる。
あとちょっとで完走できるんだ。
最後残り5メートル位だけ、
残りの力を振り絞ってダッシュをかけた。
何人か抜いてゴール!
・・・したと同時によろけてスタッフさんに
抱えられる。
タイムは4時間59分32秒
女子では855位でした。
感動とかは全く無く
走り終えた安堵感と疲労感で
混沌としている状態でした。
と に か く 足 が 痛 い 。
スタッフさんが集まって担架で運ぶとか言い出したので、
それは断固拒否して
支えてもらって歩いて救護室まで運ばれる。
抱えられながらも
ボーイスカウトから完走メダルを頂く。
ありがとう。
ベッドに倒れこむと、
看護士さんと理学療法士の方々に
ぶわーっと囲まれて
靴や帽子、メダルまで取られ
脈拍、血圧、検温測定が開始された。
どこが辛いですか?
と聞かれたので、寒気と足の痛さ(特に足底)
を伝えて、毛布を掛けられ足裏マッサージを受ける。
飲み物を貰う。
スポドリをストローで飲ませてもらって
一気に5杯くらい飲む。
汗が止まらない。
そして足裏が攣りはじめました。
最初は右。
そして左。
5本指ソックスで圧迫されている
せいかと思ったけど
それだけじゃなく
本当に疲労から来る痙攣。
足首も痛くなってきたので、
足指と足首をアイシングして貰いながら
痙攣する足をストレッチしてもらいました。
心配なのは荷物と仲間
スタッフさんにお願いして
荷物を引き換えてきてもらいました。
更にわがままを言って
おなかが空いたのでおにぎり食べたい・・・
とお願いして貰って来てもらいました
理学療法士さん優しい(泣)
そしてごま塩おにぎりめちゃ美味しい(泣)
食欲あるということは
まだ大丈夫だね!と笑われる。
カバンが来たというコトは
仲間に連絡ができる!
たかのぶさんに今の状況と
打ち上げ参加は難しいという旨を伝える。
しばらくして話を聞いたあひるさんがやってきた。
す・・すまない・・・でもありがとう
心配してみんなの状況も聞く
リタイヤ組も何人もいたという。
びっくりした。
でも、厳しいレースだったんだね。。。
救護室(女性専用)外で待っていたという
靱帯切っちゃったともちゃんと
付き添っていたカナリヤさん、hiroroさんから
人の心配しないで自分の心配しなさい
というツッコミを頂いたらしい。
確かにそうだけどw
とにかく足の攣りと戦う。
ドリンク10杯くらい飲んだんじゃないかな?
飲んでも飲んでも汗が吹き出る。
どうやら体内に吸収されていないようだ。
OS-1という経口補給液に
切り替えてもらう。
健常者が飲むとすごくマズイと有名なコレですが、
めっちゃ美味しかったです!!
脱水症状だったのかしら・・・
ようやく足のつりが治まってきたので、
試しに立って見る。
大丈夫かな?
最後にメディカルチェックを受けて
何とか終了!
寒気は汗のせいもあるかもなので、
上着だけ着替えさせてもらました。
本当に本当にお世話になりました(泣)
外に出るともう6時半
1時間半も救護室にお世話になっていました。
あひるさんもちょっと調子悪くなってきたので、
そのままあひる夫妻とタクシー帰宅
あひるさん、ずっとお付き合いありがとう!
来てくれて気が楽になりました・・・
帰宅してまずは水風呂とシャワー
痛む足を引き摺りながら
1時間に1本飲めと看護婦さんより指令が出た
スポドリを飲むけど、
汗とトイレで流れてしまう感じ。
おなかすいたけど・・・気力が・・・
ウトウトしてから空腹に負けて
10時過ぎに焼きそば弁当をおかずに
たまごかけご飯を食べました。(何て食事だ)
その後もウトウトしたと思ったら
夜中に目覚めて眠れなくなったり
暑くて眠れなかったり
絶対脳内物質の異常が起きてるね!
興奮して寝付けない・・・
で、今日は洞爺湖の教訓を活かし、
会社をお休みしております。
一応ラップ載せてみます。
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13K 7.05
14K 6.52
15K 6.49
16K 7.15
17K 7.25
20K 21.35(2:17)
21K 7.49
22K 7.25
23K 7.59
24K 7.20
25K 7.07
26K 7.38
28K 7.33
29K 7.36
30K 6.43(3.24)
31K 7.08
32K 7.10
33K 7.09
34K 7.01
35K 7.26
ラップ30までしか取れてないっぽい・・・
総括:
北海道マラソンは厳しかった。
こんなに走るのが辛い大会は初めてだった。
前日の疲労が抜けていなかったのが
大きな原因だけど、
それにしても辛かった。
1キロ、1キロを越えるのが精一杯なんて
今まで体感したことが無かったので
正直、自分でもこんなことが起きるのかと
驚いた程に。
良かった点は、
最後まで歩かずに完走できたこと。
何よりも完走できたこと。
今回ほど沿道や仲間の応援や
ボランティアの皆さんのありがたさが
滲みた大会はありませんでした。
色んな人に支えてもらって走らせて頂いてます。
本当に、本当に感謝です。
来年は・・・・どうするかな・・・
来年のこと話すと鬼に笑われちゃいますね☆
まずは、9月、10月のレースに向けて
再調整します!
すべてのことにありがとう。